コロナの影響で行く予定だった3本のライブが延期・中止になった。
まぁ、こればかりは仕方ない。
振替公演の日程も未だ発表されず...
緊急事態宣言が解除された県もあるけど、ライブはまだできるような雰囲気ではなさそうだ。
エロ本より興奮するギターマガジン。
今月号は特集の予定を変更してライブハウスをテーマにギタリスト17人の随筆集。
強めの酒を飲んで酔っていたからなのかわからないが、共感しまくりで涙腺が緩んだ。
高校を卒業してから出逢って今も交流が続いてる友達の殆どがライブハウスで出逢った人ばかりだ。
ライブハウスのブッキング、友達が企画したイベント等で、同じようなルーツミュージックを持ち合わせたバンドと対バンし意気投合。またはそのバンドの取り巻きやファンの人たち。
本番前のリハを見て話しかけたり、ライブの打ち上げで話したり、着ていたバンドTシャツが会話のきっかけになったり...
今も交流が続いている友人たちの殆どがそんな人たちだ。
ライブハウスが我々みたいな人間の社交場だった。
そんなライブハウスがコロナの影響で槍玉にあげられて、ギター担いで電車に乗った若者が恫喝されたりと、「ライブハウスは悪」みたいなイメージが植えつけられた。
まぁ、3密の極地みたいな場所だし、以前俺も某ライブハウスで友人と飲んだ後、インフルエンザと思われるる高熱を出したことがあり、一緒に飲んでた友人も同じく発熱したことがあった。
その同じライブハウスで、ザ・コレクターズがやった後、コータローさんもインフルエンザを患ったとか...
マスコミの報道にも頷けるし、俺もコロナ禍の中ライブは予定通り行われたけど行くのをやめたこともあるし、ライブハウスは危険かもと思ったりしたけど、ライブハウスライブハウスと報道されてた時に「パチンコ屋と風俗店はどうなんだよ?」と心の中で思ってた。叫んでた。感染経路不明の多くはそんな場所にいた人たちなんじゃないかと。たまたまライブハウスがクラスターになったけど、風俗店なんか感染者が出たのを隠して営業を続けてたらしいしね。
永田町はバカのクラスターじゃねーか!と密かに思ってた。
今でこそ健康的?なイメージ?があるライブハウスだけど、俺が10代の頃のライブハウスは悪そうな大人が沢山いて、足を踏み入れるのにも勇気が必要な コロナ以前に怖い場所だった。
健康的なライブハウスもあったけど、俺が足繁く通ったライブハウスはそんなハコだった。
絶対に違法なもの摂取してるでしょ?的な人とか、トイレの床で寝てる人とか、血を流してる人とか、カッコイイ煙草の吸い方を高校生の俺に教える変な大人とか(笑)
でもそんな怖い場所から学んだことも多く、それが今も俺の動脈を流れてる。
今は昔に比べたら足を運ぶことが少なくなったけど、ライブハウスがあったからこそ今もパッとしない日々ながらも幸せに暮らしてる俺がいると思ってるし、俺と同じような人は他にも沢山いるだろう。
今後、閉めてしまう店も出てくるような雰囲気だけど(閉めた店もある)、なんとか持ち堪えてほしいなぁ...
未来の不器用な若者たちの社交場を守ってほしい。
と願ってます。お願いします m(_ _)m